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June 04, 2004

「屋根の上のヴァイオリン弾き」

先週の木曜日、弘前の帰りに郡山へ寄って大好きな「屋根の上のヴァイオリン弾き」のミュージカルを観た。
この作品はビデオで観てからとても大好きになったのだが、ロシアに住むユダヤ人のささやかな生活とそしてやがてそこを追い出されてしまう・・という文字通り涙あり・笑いありの素晴らしい話しである。
これまで日本では、森繁久彌さんや西田敏行さんが主演している。日本でユダヤ人の話はどんな感じで描かれるのかな・・というのがどこか疑問でもあり、そして興味もあったのだがようやく舞台を観ることがかなった。

福島では郡山で一日2回の上演のみ、他もローカルは大抵1-2日の公演。全国公演は、何と20年ぶりだったよう! その辺の情報は知らずにとにかくチケットを押さえたのだが、やはり無理しても行けてよかった・・(涙)。
まず行って驚いたのは、小編成ながらもいまどきオケ付の公演だったのである♪ 普通ローカルだとテープ公演ばかりなので・・かなり嬉しかった。主役のテヴィエ夫妻は、市村正親さんと夏木マリさん。やはりこの二人は圧巻で、異彩を放っていた! 娘役には知念里奈さん等も出演。

映画版とはまた違った舞台ならではの細やかさが楽しめた。欲を言えば、もう少し合唱のボリュームが欲しかったのだが、予算の都合等でしょうがないのだろう。その分オケで満足。(^-^)ノ゛

関連サイトはこちらへどうぞ。
http://www.moon-light.ne.jp/musical/Fiddler-on-the-Roof.htm
原作も読んでみたくなり、早速アマゾンで注文を。
原作者のショラム・アレイヘムはロシアで生活をしていたユダヤ人、主人公テヴィエのようにやはりロシアでのユダヤ人大迫害に遭ってしまう。
ユダヤ人は紀元前から「ディアスポラ(離散された民)」として苦悩の歴史を歩んでいるが、住みついた土地によってやはりその後の歩みも様々だったようだ。例えばヨーロッパでも西欧のユダヤ人と東欧のユダヤ人では、地理的条件や経済的・文化的条件が違う。ある本で両者が出会った時の写真を観たのだが、見た目にも歴然としていた。東欧ユダヤ人の方が、より厳しい状況に置かれていたのだと実感した。日本国内でも北と西が違うのと、少し似ているかもしれない。

そう言えば、かの有名なマルク・シャガールもロシア生まれのユダヤ人!
今ちょうどフランス語のレッスンで、「シャガールをめぐる音楽」というCDの解説をゆっくり訳しながら読んでいる。
シャガールの郷里はまさに「屋根の上のヴァイオリン弾き」の世界で、そんな点からも感銘を受けながら舞台を観ることが出来た。

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