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October 11, 2004

Musical「A Little night Music」

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1976年製作、日本未公開 監督:イングマール・ベルイマン
作詞:作曲:スティーヴン・ソンドハイム 演出:ハル・プリンス
主演:エリザベス・テイラー

大学もコンサートの準備も全てが全開で、例年以上に忙しい秋を迎えている。
なかなかゆったりとオペラを観る時間が取れないのだが、小粋なミュージカルを観ることが出来た。それも日本未公開のMusical映画で主演は何とリズ・テイラー! 全体に軽い作品だが、どこかシュトラウスのオペレッタにも似て心地よくさえ感じた。作詞・作曲のソンドハイムは、「ウェストサイドストーリー」の作詞家だと言う。音楽のボリュームは思ったほど多くなかったが、同じメロディが上手に何度か登場している。(こちらで曲の視聴が出来ます)
配役がとてもよかった。18歳の女性と再婚するダンディな弁護士フレデリック、チャーミングな18歳の妻、司祭を志すフレデリックの息子エリック、そしてリズ演じるデジレ・アームフェルトは舞台女優、彼女の恋人は軍人で、その妻は夫の不貞に悩み苦しむ・・というストーリーなのだが、最初の設定と登場人物のバランスが次第に変わり交錯して行く様子が面白い。デジレの実母と娘役の二人も脇役ながら光っている。

物心ついてリズの存在を知ったのはいつだったろうか? 「また再婚」という話題で、映画専門誌で読んだような気がする。若くて今よりもさらに美しかった頃の彼女を知らない私には、不思議なおばさんに見えた。
今自らが30代も半ばを迎えようとして改めてこの作品を見ると、18歳の若い妻と比較されているデジレに何故か親近感を覚えてしまった。もちろんリズ(デジレ)の方がずっと年齢は上なのだけれど、少しずつ体力と若さが衰えていく中でなおも残る魅力、年齢を重ねていくが故の輝きがあるとすればそれは何だろう・・。
軽い作品ではあったが全体に視覚にも美しいヨーロッパ風の風景や調度品が多く、映画「クレオパトラ」を観た時には彼女の美しさに見とれまたそれ故の距離もあったのだが、今回は今までにない親近感をリズに感じながら観たのであった。

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