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February 02, 2005

映画「サンフランシスコ」 

IVCF-234_L
1936年度 アカデミー賞 録音賞受賞作品
監督 W・S・ヴァン・ダイク
出演 クラーク・ゲーブル、ジャネット・マクドナルド
スペンサー・トレイシー、ジャック・ホルト
製作年 1936年 アメリカ

スカパーで初めてこの映画を見かけた時、中学生の頃からファンになってしまったクラーク・ゲーブルの粋な演技にうっとり・・。ダンディなのにどこか少年のような茶目っ気たっぷりの表情がたまらない。そして主演のメアリー役のジャネット・マクドナルドがオペラ劇場でグノー「ファウスト」のマルガレータ役を歌うシーンにさらに魅了させられた。この「ファウスト」の演出は私が知っているものよりもクラシカルなものだったけれど、それがまたよかった。マルガレータは、パリのバスチーユで観たオペラとはまた違って、可憐で素朴な農村の娘のように描かれていた。短い時間ではあるが、「椿姫」の有名なアリアのシーンも登場する。とにかくジャネットが美しい。

キリスト教音楽の話題でからめると、メアリーは田舎牧師の娘という設定でクラーク・ゲーブル演ずるブラッキーの幼なじみでもある神父(スペンサー・トレイシー)の教会で、オルガン伴奏と少年合唱団と共にアダムズの「聖なる都エルサレム」を歌う。このオルガンは、実は宗教や神を信じていないはずのブラッキーからの献品なのだ。
全体的にダンスホールやオペラハウスなど華やかなテンポで進む映画であるが、後半で実際に起こったサンフランシスコ大地震の場面を迎えると、一転してパニック映画の様を呈する。
ブラッキーも大地震で愛するメアリーとはぐれてしまって崩れ落ちた市内をあてもなくさまようのだが、ついにメアリーを発見する。彼女は避難民が多く集う場所で、「主よみもとに(映画「タイタニック」でもよく知られる有名な賛美歌)」を市民と共に合唱していた。天国へ旅立つ人のための最後のはなむけの歌だったのだろう。
ラストでサンフランシスコ復興を予感させるシーンからは、「グローリー・ハレルヤ!(ヨドバシカメラのテーマと言えば、ご存知?)」の賛美歌を市民が大合唱、最後はテーマソングの「サンフランシスコ」と重なって終わりを迎える。音楽だけを取り上げても非常に楽しめる作品である。
モノクロ映画だが、まったくそんなことは問題にならないほど素晴らしい作品だ。こういうものを「娯楽大作」と言うのだろう。とにかくクラーク・ゲーブルがかっこいい!! ちょっと悪のブラッキーはまさに彼のためにあるような役柄だ。メアリー役のジャネットも非常に美しく、往年の銀幕女優にただただ見とれてしまった。

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