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February 18, 2005

映画「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」

sfpeqjoa
1994年アメリカ トム・クルーズ(レスタト)、ブラッド・ピット(ルイ)、キルステン・ダンスト(クローディア)、アントニオ・バンデラス(アーマンド)他

タイトルからして「ヴァンパイア」だから、キリスト教との対比やヴァリエーションできっと宗教音楽もあるはず!と数年ぶりに観直しました。まさにその通り・・で、オープニングから「リベラ・メ」が始まります。アンドリュー・ロイド・ウェバーの「レクイエム」にもどこか似たような現代的な曲でしたが、オリジナルの曲だったようです。音楽はエリオット・ゴールデンサール。この映画のサウンドトラックは全体によく仕上がっています。

「リベラ・メ」
 主よ、私を死から救って下さい、あの恐ろしき日の天と地の震え動く時、
 火をもって世を裁くため来られる時。
 私は恐れおののく、審判のためにいつか来る怒りの日に。

 天と地の震え動く時。この日こそ怒りの日、災いと不幸の日
 大きな嘆きの日。火をもって世を裁くため来られる時。
 主よ、永遠の安息をかれらに与え、
 永久の光をかれらの上に照らして下さい・・・

クラシックの話題で言うと、数百年を生き延びるヴァンパイヤの歴史と共に、さりげなく音楽の変遷も味わえます。最初はきらびやかな貴族生活の名残が残る18世紀末。使用される楽器はチェンバロです。少女でヴァンパイアになってしまったクローディアが弾いている楽器は、音色から推察するとピアノ・フォルテのようです。そしてレスタト(トム・クルーズ)がドラマティックに奏でるのは、ベートーヴェン風のピアノ曲で音色はピアノ・フォルテからさらに近代的なピアノへ。
以前観たのにすっかり忘れていたのは、何とシアターオルガンらしきパイプオルガンが登場すること!! アントニオ・バンデラスが主催するパリのヴァンパイア劇場ではオーケストラの代わりに華麗なオルガンの音色と演奏がわずかですが聴くことが出来ます。舞台上で女性の血を吸うシーンは、モーツァルトの「ドン・ジョヴァンニ」を思わせます。最後のシーンが激しいロックで終わるのも、まさに20世紀音楽の象徴でしょうか。JAZZや現代曲風なサントラも小気味よく使われています。

他の挿入曲では、古楽器を使用したヘンデルのオルガンコンチェルト。リコーダーの素朴な音色が美しい。モーツァルトの「ハープとフルートのためのコンチェルト」も登場。いずれも優雅な曲ばかりです。
それにしても、ブラピの美しさよりも音楽に夢中になっている私ってヘン?

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