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December 27, 2006

ドイツオペラ

オペラにはまってからまだ5年前後。語るほど多くの作品を観たのかと言えばそうでもないし、ましてや生の舞台は年に2-3度も観られればよい方だ。
クリスマスを終えて在宅時間が増えて、PC作業をしながらスカパー!で録画してたまりまくったオペラをさらーっと眺める時間がようやく出来てきた。ウェーバーの「魔弾の射手」(日本の讃美歌にも収録されているので有名)を初めて鑑賞して、ドイツオペラの魅力を改めて気付かされた。

もちろん時代や作曲家によっても異なるが、「魔弾の射手」では比較的大柄な歌手が(ドイツ作品はワーグナーを始め、大柄歌手が多いかも!?)たっぷりと「聞かせる」演奏をする。それは生ではないのにちょっと感動するような素晴しい演奏だった。そうだ・・ドイツオペラの魅力はこれかもしれない!と改めて思った。イタリアのオペラのようなドラマティックで感情に訴えるようなものともまたちょっと違う。切々としかし知性と理性にも働きかけるような穏やかな味わいのあるオペラ作品。
フランス在住の友人サトコさんが、「ドイツのオペラはオケが素晴しい」と言っておられたが、なるほどそれもまた魅力なのかもしれない。イタリアやフランスのオペラは、オケももうちょっと大味というか自由?な気がする。

ベルリンで最後の2晩、久しぶりにオペラを鑑賞した。本場ドイツでオペラ、しかも2晩連続♪ こんな幸運は人生の中でもきっとめったにあることではなく、最初で最後になるのだろうか。いやいや・・またあることを願いたい。
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1夜目はベルリン在住の友人Yさんと、コーミッシェオペラでヨハンシュトラウス2世の「こうもり」。生では弘前オペラで一度見ただけなので、かなり楽しみだった。シュトラウス2世はオーストリアだけれど、それでもドイツでドイツ語圏のオペラ♪
コーミッシェオペラは、フランスで言えばコミックオペラと同義で、スタンダードな演出ではないそうだ。スタンダードなオペラハウスはCeciliaさんのお薦めだったのだけれど、私が多忙な間に席が埋まってしまっていた。それでも日本で見るよりも半額か1/3程度の値段で観られるのでかなり楽しみだった。
あれこれの枠がゆるーい人なので、きっとコーミッシェオペラも楽しめるだろう・・と自分なりに思っていたのだが、最初のセットの登場でちょっとあんぐり。かなり現代的で鉄骨のようなセット。「このまま最後まで行くのだろうか・・」とちょっと危惧をしたのだが、セットが移動したり回転するとそれなりに見栄えもしてやはり楽しむことが出来た。演奏自体は素晴しいというよりは、「普通によかった」という感じ。
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(「こうもり」のカーテンコール)
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翌日は、同じ歌劇場でモーツァルトの「魔笛」。モーツァルトもオーストリアだが同じドイツ語圏♪ オペラ作品の中でも人気が高い作品なので、これまたかなり楽しみだった。
が! 今度はセットはほとんどなしの超シンプルな演出。出演者は夜の女王と娘パミーナ以外は全員スーツで、モダンな演出。昨日の「こうもり」がよほどオペラらしく思えた。
でも演奏は昨日よりも全体にバランスが取れていて、どれもとてもよかった。特にパミーナは、最初は普通によかったのだがどんどん乗ってきて声が出ていく調子は、観ていても非常に面白かった。

特筆すべきは(しない方がいいのかなぁ)、コーミッシェオペラの特徴がよく分かったこと。何と「魔笛」が男性のシンボルの形をしていて、「はぁ?」だったのだ。(@_@;;; ただ形だけがヘンだったけれど、それ以外の含みは特になかったので、まぁそれぐらいなら許せるかな・・と思った。
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(「魔笛」のカーテンコール)

2006年渡独記は、こちらへどうぞ。

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